top of page

大人が嫌いだ。

僕は大人が嫌いです。 そして思いを語るのが苦手です。 小さな頃から 「何を言っているかがわからない」 「何がしたいの?」 という言葉をたくさん聞いてきました。 おそらく、たぶん大学生の頃から 社会に出ることを前提とした 一人の大人として扱われる立場になって、...

弾き語りのような世界

優しい世界。 最近はよくラジオアプリのspoonでまちまちさんの 配信者のラジオを朝・晩で聴いている。 弾き語りを聴いたのは初めてな気がするけど、 独特の世界に包まれた時間が流れる。 穏やかなメロディーと 語りなのか、歌なのか判別つかないような言葉。...

ズレ

中学生の頃に聞いて惚れた曲が 坂本龍一の「 merry christmas mr. lawrence 」。 今でも冬になると時たま聴くことがある。 ちなみに「戦場のメリークリスマス」はみていない。 ついさっき、久々に曲を聞いていたら...

言葉と顔

タイトルに惹かれてtwitterで見かけた本を読んだ。 題名を読むと一瞬2ちゃんねるのスレッド名のようにも思えたが 彼女がどのように”元アイドル”へと変容していったのかが気になった。 彼女が綴る言葉の節々には「アイドル」だった自分への眼差しがあった。...

本物の味を食わせる店主

釜石市にて。 カウンター席で一人刺身を食っていた。 会計を済ませた後、店主が横に来て酒を飲みながら話しをした。 作務衣を着た店主の掠れ声は聞き取りずらいが、渋さがあってなんかいい。 僕と店主は初めまして。そんな二人のやりとり。 店主「魚はどうだった?」...

無題

別にいつ死んだっていい。 いつからかそう考えるようになった。 これは「限りある人生をよく生きる」ための言葉ではなく ある種の諦念からくるものだと思っている。 鬱になった時に毎日が生きた心地がしなかった。 布団にくるまり、したいことだってできることだって何もない。...

分断された技術たち

いま、クッキー工場で働いている。 毎日せっせと完成する前の、未熟なクッキー達と 向き合って、形を整えてやったり、一つ一つの材料を 確認したりと、まあ率直に言えば超がつくほどの”単純作業”だ。 ところで、大学は経営学部にいたのだけど、...

祈り

僕の母親は毎朝、祈りを捧げる。相手は仏。 別に仏教徒というわけではないけれど、 実家に帰ってくるといつも見る日常的な光景。 それが母の祈りなんだ。 昔、どのくらい昔かは覚えていないけど、 何を祈っているのかを聞いたことがある。...

最上の一杯を。

俺は珈琲が大変好きで、よく喫茶店に行く。 旅先でももっぱら散歩と称して喫茶店を巡っているし、 行く先々で店の雰囲気を"味わう"のが好きだ。 あげようと思えば素晴らしい店々の名前をあげることもできるが、 それは別の機会に譲るとして、俺が一番好きな珈琲は、...

日常がグレーに変わる時。

先日、東京に行った。 今回は1人の散歩の時間ではなく、人に会いに。 お世話になっている人たちに挨拶しに行ったんだ。 人に会いに、人が多く集まる場所に向かう。 そんなことは随分と久々で今回の東京は特に疲れた。 人に会うことで生まれる疲れっていうのは...

東京の雨はやまない。

七ヶ月弱、おそらく日本でも屈指の田舎の島に住んでいた。 虫や鷹の声、風の冷たさやたくさんの音に包まれた生活だった。 思っていた以上にあの場所に身体が馴染んでいたんだなと、 帰ってきて、島のカケラのようなものを感じる。 島ではとにかく人が少なかったので、...

焦り・熱・継続

筋力トレーニングと自分を追い込むことは断ち切ることのできない関係だと思う。 筋力トレーニングそのものの性質がいかに効果的に筋力を限界点まで持ち込むかだから 。 ただこれは、まさに「言うは易し行うは難し」で、少なくとも一人で黙々とトレーニングをする際には限界まで追い込むのがな...

味わい深い時間は雨が教えてくれる

「天気の子」をみて印象的だったセリフがある。 小栗旬演じるスガさんのお義母さんの言葉だ。 「今の子供たちはかわいそう。雨ばかり降って昔は子供たちは毎日外で遊んでいたのに」。 「昔は良かった」的言い回しのセリフに最初はただムカついただけだったけど、その後にスガさんの娘が晴れの...

立場が違うからこそ、自分に気づく

思いの外、ワークショップの プログラムデザインの視点を 持っているかもしれないと 思った出来事があった。 ワークショップデザインの 話をするときは、それを 知っている人たちと話すことが 基本的に多い。例えばFLEDGE。 そんな時はなんとなく話の軸がある。...

むずかしい本をよむ

直近で読んだ『顔の現象学-見られることの権利-』(鷲田清一/1998)はそれはもう難しかったので、読むのにすごい時間がかかった上に、いまいち理解ができていない。 哲学者の本って、使われている言葉が難解だから言っていることがそもそもわからなくて、いちいち単語の意味を、辞書でネ...

bottom of page