直近で読んだ『顔の現象学-見られることの権利-』(鷲田清一/1998)はそれはもう難しかったので、読むのにすごい時間がかかった上に、いまいち理解ができていない。
哲学者の本って、使われている言葉が難解だから言っていることがそもそもわからなくて、いちいち単語の意味を、辞書でネットで調べていかなくちゃ追いつかない。それこそ今回の場合は「現象学」ってなんだ...?っていうところから始まる。
それでも理解ができないから、ネットで同じ本を読んだ人のブログだったりを読んでいく。一つじゃまだわからないから、いくつか読む。
それでも理解しきれない。全然わからないから、著者について調べ始める。この人はどんな分野に関心があって、なんでこんな本を書いているのかなど。そうすると、インタビュー記事ではかなりわかり易い言葉で話していたりするんだよね(笑)だったら本もわかりやすく書いてくれって....。
難しい本は最後まで難しい。
でも、意外なことを知るにはとてもいい経験だ。読書って、案外こういうことなのかもしれない。
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