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  • 執筆者の写真t.yagihashi

聴く世界に浸れたら、話すことより彩りが豊かになりそうな気がする

僕「やあやあおはよう。元気かい。」


もうひとりの僕「やあやあおはよう。元気だよ。」


僕「今日『アクティブ・リッスン』という本を読み終わったんだ。前回読んだ『精神科医が教える聴く技術』よりも日常の場面で使うことが想定された読みやすい本だったなぁ。」


もうひとりの僕「うんうん。そうだったんだ。」


僕「個人的に印象的だったのはね、”聴く時間は会話の休憩時間ではありません”っていう話だったのよ。」


もうひとりの僕「へぇ......。」


僕「聴くって意識してやってみようとするとなかなか難しくてさ、相手が話している際にどんな気持ちなんだろうとか、自分がちゃんと聴こうとして頷いたり関心を示そうとしているのかを考えたりとか結構複雑だったみたい。やろうとして感じたんだけどね。」


もうひとりの僕「うん。」


僕「読んでいる時にはあまり思わなかったんだけど”聴く時間は会話の休憩時間ではありません”っていう内容がさ、自分にもめちゃくちゃ当てはまる気がしちゃったんだよね。」


もうひとりの僕「そうなんだ。」


僕「うん。話すことがメインになっていて、相手のターンに回った時は息がつけるというか。むしろ何を考えているかきちんと聴くことが大切だと思いつつ、いつの間にか会話が進んでいて『今度は自分の番だ。』みたいな。本を読んだ時には『アホかこいつ。』って思ってたんだけど、自分そうだったかもと思って急に心配になってきた。」


もうひとりの僕「なるほど。なるほど。」


僕「聴こうとするとさ、相手方の表情だったり、仕草だったり気になり始める。何を思って話をしているか、感情みたいなのは正直捉えにくいなぁって個人的には思ってる。修行だね。特に自分の場合は割と話を聞いていながらも頷いたりをしていなかったみたいでさ、そこも意識しながら取り組みたいって思うと結構色々と考えることがあるみたい。」


もうひとりの僕「なるほど。それは複雑だね...。」


僕「でしょ?この前さ、知人と食事に行ったんだ。その時にその人に相談の電話がいくつかかかってきたりしてたのよ。自分には小さい頃から相談を持ち抱えられた経験ってあまりないなぁって思ってさ。それってつまり、話してが話したいと思えなかったってことだと思うんだよね。」


もうひとりの僕「.......。」


僕「この聴くっていうことをさ、実践しながら自分の在り方が変わったとしたらさ、人との関わり方も変われるんじゃないかと思って。少し楽しみ。」


もうひとりの僕「そっか。それは楽しみだね。」


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