僕「最近寒くなってきたから、こたつを出したんだ。」
もうひとりの僕「確かに最近寒いね。朝なんて10度前後のこともあるし。でもまだ10月なのだけど...。」
僕「冬はどうなることやら。僕の家には机がないだろ?だから最近までキッチンをデスク代わりに使っていたんだけど、こたつを出したらそっちがデスクになったんだよね。」
もうひとりの僕「確かにキッチンだったり、パイプ椅子を机代わりにしていたね。机は買わないんだっけ?」
僕「うん。部屋が狭くなるし、机代わりになるもので十分だから正直買う必要性は感じていないな。」
もうひとりの僕「なるほど。すると机は、必ずしも机でなくていいわけだ。僕らが机に求めるものって、なんだろう?」
僕「机に求めるもの...?そんなの考えたことがないけど、物が置けたり、作業ができたりかな...。あとは高さって結構大事な気がする。作業のしやすさにも影響してくるし。」
もうひとりの僕「なるほど。作業のスペースとして捉えているっていうことになるんだろうか。」
僕「まぁ、そうかもね。食事をしたりすることもあるけど、足を止めて、座る場所って感じかな。」
もうひとりの僕「僕らはパイプ椅子を机にしていたり、逆に机に座ったりすることもあるわけだ。すると机を机たらしめているのは、どんな要素なんだろうかと思って。」
僕「なんかアフォーダンス的な発想だね。平面・広さ・高さがあたりが当てはまるのかな。」
もうひとりの僕「そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれないな。ふと思いついたけど、消毒液を自動で噴霧してくれるディスペンサーって、知らないとプッシュしてしまうことがあるよね。あれはアフォーダンスが成り立っていないわけだ。」
僕「逆に手で押すタイプは誰でも使えるよね。昨日、認知症だと言われている人が忘れずにきちんとプッシュしているところをみたよ。」
もうひとりの僕「人はとても環境に左右されているんだね。自分の意思で動いていると思っていても、全くそうではないかもしれない。」
僕「確かに。僕らも今、こたつで作業していたらソファから降りて、畳に座っているもんね。」
もうひとりの僕「デザインの可能性ってとても広くて面白いよね。」
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