僕「食物を噛み締める。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「栄養を摂り入れる。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「どちらも食事であることには変わりないけど随分と違うよね。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「一回の食事のために、あえてご飯を炊いて、調理もする。その食事のための準備ももはや食事と言えるかもしれない。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「ロハスな思想の持ち主ってオーガニックな生活を送っている人が少なくない印象があるんだけど、それも理解できる気がする。オーガニックな生活を送ってマインドフルであるから、地球にまで考えが及ぶのかもしれないね。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「今日ね、ほうれん草のおひたしをつくってみたらさ、歯応えと音がすごいのよ。シャキシャキ、ザクザクって。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「食べ終わったら部屋がとても静かだったね。」
もうひとりの僕「うん。」
僕「世界に静けさが帰ってきたよ。」
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