口を挟まないで、質問しないで、助言しないで、ただ静かに聴く
- t.yagihashi
- 2021年11月16日
- 読了時間: 2分
僕「人の話をきくことへの関心が最近強くて、『精神科医が教える 聴く技術』という本を買ってみたんだ。こういった本ってスキル的な要素が強いイメージがあって手に取らなかったんだよね。』
もうひとりの僕「...」
僕「なんか思っていたのと少し違っていたかも。だって、黙って人の話を聞けっていうんだよ。黙ってきくための3つの指針っていうのがあって、”クライアントが話し始めたら、①絶対に、口を挟まないで、②絶対に、質問しないで、③絶対に、助言しないで、話し終わるまで、ただ静かに聴く”んだって。」
もうひとりの僕「...」
僕「この本読んでいるとさ、3,4年前くらいに参加した古瀬さんのミニカウンセリング探究会のことを思い出すんだよね。15分間、1対1で片方が語って、もう片方は語られたことをただそのまま繰り返す。やる前は、ただ繰り返すことは相手に馬鹿にしていると思われて怒られるんじゃないかと思った。やってみると意外とそんなことなくて、言葉の節々にその人の息遣いみたいなものが現れていることに少し気がついたり、こちらが応答した言葉に相手の話の展開が引っ張られていく場合があることに気づいたなあ。」
もうひとりの僕「...」
僕「この本がいうにはさ、聴く技術、つまりカウンセリングの目的は話し手の自己組織化する力を高めていくことなんだってさ。まだニュアンスが掴めていないんだけど、自分の悩みや不安に紐づいている考えや経験を理解していくことみたい。もしかしたらリフレーミングに近い考え方かもしれないなと思ってる。」
もうひとりの僕「...」
僕「そういえば、スキルやノウハウ的な本を読まなくなったのは大学のゼミで先生に言われてからだなぁ。新しい考えとかにもっと触れた方がいいし、スキルやノウハウは後からついてくるって。でも、いま現場で必要なことは僕にはたくさんあるし、スキル的な部分も取り入れていった方がいいかもしれないなって少し思った。」
もうひとりの僕「...」
僕「君はそうやって、”①絶対に、口を花様内で、②絶対に、質問しないで、③絶対に、助言しないで、話し終わるまで、ただ静かに聴くことを実践しているのか?」
もうひとりの僕「...」
僕「文字として書く場合は、立ち止まって書けるけど、会話の中ではなかなか難しいだろうなと思うんだよね。どうしたって反応してしまうかもしれない。僕はカウンセラーではないけれど、少し試してみようかな。」
もうひとりの僕「...」

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