先日、久々に先輩とお酒を飲んだ。
その時に島での生活について話したら
「俺も島でのんびり暮らしてみたいけど、
この歳でそんなことしてられないからなあ」
と言っていた。
まあ、それは本人の問題なので僕がどうこういうことでもないが、
「行ってみたいなら島暮らし半年くらいしてみれば?
俺は就職もできたよ。」
と話した。
すると、
「そうだな。うん。やってみるの大事だね。
でも踏み出せないなあ。」
と返ってきた。
こんなやりとり、自分も過去に色々な先輩とした覚えがある。
「あんなことやってみたい。こんなことやってみたい」
そういうと、必ず「とりあえずやってみれば?」と返ってくる。
僕は大抵そういうとき試しに何かやることもしなかった。
ただ、今回は僕がそうやっていう側に回っていた。
それはおそらく僕自身が経験して、不自由も問題も抱えず
他人に勧めることができると島での生活を通して知っているからだ。
先輩としては社会の一般的な働き方の流れから外れることや
急に島に行って生活ができるのかということを恐れたのだろうけど、
僕は大きな問題がないことを知っている。
まあ運が良かっただけなのかもしれないが。
「とりあえずやってみれば?」
その言葉の裏には先達としての相手の経験が隠れていて、
それを言葉で語ったところで相手に染み渡ることは難しい。
だからこその「やってみれば?」なんだろうね。
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