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執筆者の写真t.yagihashi

ワークショップスタイルの学びを

僕「猫をみてるとさ、なかなか色々とうまく行かないなと思うの。」


もうひとりの僕「へえ(?)」


僕「こっちは猫と遊びたくて仕方がないんだけどね。猫はこちらには興味がなくて、日向やご飯、暖房が好きなわけ。」


もうひとりの僕「うん。」


僕「構ってもらおうと撫でたりすると、気分良さそうに撫でていいよっていう態度をする時と、嫌そうな表情をする時があるんだよね。」


もうひとりの僕「なるほど。」


僕「外に一緒に散歩に行って、寒いからすぐに家に戻ってきたからさ、寒いかなと思って暖房の前に連れて行ったの。そしたらすぐに別のところに行ってしまって。その時、この子は別に暖房の近くにいたいわけではないんだなって思ったんだよね。」


もうひとりの僕「うんうん。」


僕「こういうひとりよがりの関わり方って生身の人にもしてしまうことが多々あるような気がしてね。”AとBどちらを選んでもいいよ”と言いながら、内心自分はAを選んでもらいたいと考えていて、それが相手には透けて見える状況とかさ。」


もうひとりの僕「確かに...。」


僕「昨日さ、2年ぶりに長岡先生にあったんだけどすごくいろんな話をしてさ。刺激的だったよ。学びを場づくりから始めようっていう言葉がとても響いたな。」


もうひとりの僕「そうなんだ。」


僕「与えられた学びではなくて、自らが学ぶ状況への関わり方を変えていくような感じかな。用意されたプログラムだけでなく、その準備から初めて学びつくっていく自作自演な学び、ワークショップスタイルの学びが必要なんじゃないかって。痺れたな。」


もうひとりの僕「うんうん。」


僕「思うに、過干渉すぎるんだよ。きっと。うまくいくことを願ってしまって。クオリティを求めない勇気が僕らには必要なんだな。たぶん。」


もうひとりの僕「視界が開けてよかったじゃんか。」


僕「そうだね。生身の他者に敏感であれ。失敗してもokだぜって励まされたよ。できる部分から進めていきたいね。」


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