もうひとりの僕「こんな記事を読んだ。『相手の背景を理解しようとすると、結果として自分のためになるということ』」
僕「へぇ。」
もうひとりの僕「話を聴くんじゃなくて、相手を納得させようとすると弊害があるよねって話。」
僕「耳が痛いね。昨日の話にも近い気がする。」
もうひとりの僕「そうだね。僕らってどうしても人に意見を言おうとしてしまいがちではないかい?」
僕「そうなんだよなぁ。気をつけようと思ってもなかなかうまくいかなかったりする。」
もうひとりの僕「そこで、一度”自分の感情を眺めてみる”ってことを考えてみた。」
僕「感情を眺める?」
もうひとりの僕「うん。僕らはきっと人の話に『いやいやこのほうがいいに決まってる』と口を挟もうとするだろう?そうなる前に、口を開く前に、一度”いま思っていること”と”その意見がどこからくるのか”を眺めてみるのはどうかと思ったわけだ。」
僕「なるほど。言うは易く行うは難しだね。それができればそもそもこんなことになっていないんじゃない?」
もうひとりの僕「そういうところだぞ。少し考えるフリをするなり、なんなりしてひとまず口を閉ざしてみるといいんじゃないだろうか。ちょっと間を置いてみたら、言い方が変わった経験とかあるだろ?」
僕「確かに。そうかもしれない。」
もうひとりの僕「たかが言い方かもしれないが、相手には相手の背景がきちんとあって、それにそった伝え方が必要だと思う。また同様に聴き方も同じだと思う。記事の中では『先入観を持たずに、まっさらな気持ちで聴いて、理解したことを相手にまた聴いて...』とあるね。」
僕「なんか、高校生と接している時と少し近い気がするな。」
もうひとりの僕「確かにね。教える立場ではなく、相手の考えを軸に考えていきたい場面に近いかもな。」
僕「メタな視点に立って自分と状況を俯瞰するってことかな?」
もうひとりの僕「そうだと思う。相手と状況に即した伝え方ができるようになるといいね。」
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