僕「おはよう。昨日思ったんだけどさ、作業に費やす頭と計画を立てる頭って別なんじゃないかと思うんだ。」
もうひとりの僕「おはよう。詳しく聞いてみたいんだけど、そう考える出来事が昨日あったってこと？」
僕「うん。空き時間に考えておきたいことをまとめようとしていたんだけど、ずっとぐるぐるしてしまって。何も進まなかったんだ。そういえば、いままで何かを計画立てる時は早朝にやっていたなと思ってね。」
もうひとりの僕「確かにそうかもね。AM4:00が快適だとか言って、毎朝色々と考えていたりしたね。」
僕「自分にとっての快適な時間をきちんとつくっていった方がいいのかもしれないなっていう気がする。」
もうひとりの僕「それはいい考えだね。いつも何気なくやっているけど、作業を始める前にまず自分の場を整えることから始めるよね、僕らは。」
僕「確かにそうだ。家でも職場でも、屋外でも座りやすい位置や作業スペースを確保するのが初めだな。」
もうひとりの僕「それって結構大事なことだと思うんだ。『よしこれから始めるぞ』ってい
う姿勢を徐々につくっていくことにもなるし、不快なものがなければ何かに邪魔されることもないしね。」
僕「ということは、少なくとも僕たちにとって”考える”っていう行為には、時間がかかるのかもしれないね。片手間ではできないというか。」
もうひとりの僕「そうかもしれないね。AM4:00だと準備する時間がたくさんあるし、準備をしているからその日の仕事も調子がいい。」
僕「なんだか手間がかかるなあ。確か『スマホ脳』でも言っていたけれど、元来人類はマルチタスクをする生物ではないから、片手間に何かするっていうことはそもそも向いていないということを考えるとある程度納得する部分もある。」
もうひとりの僕「いいアイディアがすぐ出てくるなんてことはきっとないのさ。日々の積み重ねの上に、実るタイミングがあるだけなんじゃないかしら。準備が大事って、自分でもよく言うだろ？」
僕「そうだね。準備さえしておけば、僕らだっていいアイディアが出せるってことだ。」
もうひとりの僕「そうそう、その調子。ところで”考える”ことをどう定義するかなんだけど.......」
僕「その話はまた後日。」
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